院長の出産奮闘記 <出産編>
出産予定日が7月31日でした。
そのため、治療院の休みを7月30日、7月31日、8月1日、8月2日として準備をしていました。
満月が7月30日のため、その前後に生まれるのではないかと予想していました。(勝手な思い込みなのですが、、、)
しかしながら、7月30日になっても陣痛の気配がなく、軽い下腹部痛があるだけで、陣痛と呼べる様な痛みではありませんでした。そのため、まずは歩いて刺激を与えようと思い、近所を3時間程度ゆっくりと歩きに行きました。
その後帰ってくると、下腹部痛を訴えたため、[ついに陣痛が来たか]と思ったのですが、15分~20分おきに不定期な痛みで陣痛には至りませんでした。おそらく前駆陣痛でした。
その後その日は、しばらくしてその痛みも消えてしまいました。
ただ、いつくるかと思い、夜もあまり眠れませんでした。
翌日、7月31日出産予定日、この日こそはと身構えていました。しかしながら、一向にその気配はなく、気持ちばかりが焦り、
しかたがないので、再び歩いて刺激を与えようと思い、近所を3時間程度ゆっくりと歩きに行きました。
その後同じような下腹部痛はあったのですがそのまま消失しました。その夜も緊張し、眠れませんでした。
ところでそもそも陣痛とは?
赤ちゃんが「もう産まれても大丈夫!」という状態になると、子宮が収縮を始めて赤ちゃんを外の世界に押し出そうとするのがですが、この子宮の収縮が痛み、これこそが陣痛なのです。陣痛は不思議なほどに規則的に痛みがやってきます。妊娠後期になると、時々不規則に痛みが起こることがありますが、このような痛みとは違って陣痛は痛みと痛みの間隔、痛みが続く長さが一定であるために、赤ちゃんが産まれてくるまでどのくらい時間がかかるのかという目安にもなります。陣痛は出産が近づくにつれて痛みの間隔が短くなり、陣痛が起こっている時間が長くなっていきます。
そして、陣痛の前兆とも言われている『前駆陣痛』も本当の陣痛と勘違いしてしまう人も多いのです。前駆陣痛は、痛みが不規則でしばらくするとなくなってしまうものです。妊娠中のまま全員にあるわけではありませんが、「もしかして陣痛!?」と焦ってしまう人もいます。前駆陣痛があった数日後から数週間後に本当の陣痛がおこることが多いようです。
話はもどりますが、
8月1日、休みも明日までとなり、かなり気分もあせり始めてきました。早朝より5時間近く歩きにいき歩きに行きました。
しかし、やはり陣痛は来ませんでした。
夕方になり、お互いに諦めはじめ、お互いにイライラし始め喧嘩ム-ドになりかけていました。
<このままではいけない>と思い、妻を仕事場に呼び、鍼灸をすることにしました。
しかし私は、そのような治療ではなく、全身を観察し、今までの治療経験から出全身に鍼治療をしました。
本来、出産は身体の力が弱まると陣痛が来ません。
そのため、特定の部位だけに刺激を与えるのではなく、背中、足,頭、お腹など全身に治療をしました。
その指標となるのは腹診、触診、洞察力、経験を基に治療すべきツボを選定しました。
特に仙腸関節の動きを良くする事。
首、肩の力を抜かせること。
わき腹を広げてあげること。
鼠径部の引きつりをとること。
以上のことに重点を置き治療しました。
すると、治療直後より陣痛が始まり、
いきなり5分おきに始まりました。
<さすがにそこまでは>と思ってていたのですが、妻がすぐに電話して病院に聞いたところ、<通常急に5分おきには来ないと思うのでしばらく様子を見ましょう。>
といわれ、待とうとしたのですが、妻が<すぐに行って>と言われ急いで病院に向かうことにしました。途中4分おき程度に変わり痛みも強くなってきました。
病院に着くころには3分おきぐらいにまでなっていました。
病院ではまだ、<子宮口が3センチ程度しか開いてないため時間がかかります。>と言われました。
そのため朝までかかる可能性もあるため、ご飯でも食べてほうが言いと言われ買いに行き、帰ってみると痛がっていたため、腰を擦ってあげました。
その後、痛みが強くなったため、
まず、三陰交に鍼を深く刺したところ、中で<ビクン>と脈が触れる手ごたえがありました。<これは来たな>と思いました。
その後あまり痛がるため、太ももの外側、(胃の経絡)太ももの内側(肝の経絡)、腰、仙腸関節、に鍼を刺しました。
その後おしるしがすぐに来て、助産師がきて急に子宮口が開いたため、驚いていたため、鍼を刺したのかと聞かれ経過を説明しました。
このようなスピ-ドでよくなるのは珍しいと助産師、医師にも言われました。
その後、数回のいきみにより無事出産することができました。
ありがとうございました。
また、このような出産を許可していただいた病院にも感謝します。
そして、出産を心配してくださった皆様にもこの場をお借りし感謝します。
秋川治療院 高橋
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